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教えて!ドクター「赤ちゃんの入浴と基本スキンケア」

三鷹レディースクリニック・天神尚子先生

赤ちゃんにとってお風呂は体が清潔になるだけでなく、血液の循環がよくなるし、食欲も増します。一日一回、生活リズムをつけるためにも時間を決めて、日中の暖かい時間帯に入れましょう。入浴温度は胎内に近い38℃くらいが適温です。

お湯に入れるときは静かに足下から入れて、頭から順に下の方へ洗います。おしりや股の部分は最後です。湿疹の原因になるので、せっけんは肌に残らないように注意しましょう。ポイントさえマスターすれば、あとは自己流でOKです。裸にした時に全身チェックも忘れないでください。

そして、赤ちゃんの肌はきれいでしっとりが基本です。おふろ上がりにはベビーローションなどで保湿してあげましょう。それによって、まだ皮膚が薄く、皮膚のバリア機能の未熟な赤ちゃんを乾燥や皮膚のトラブルから守ることができます。

(2009年春号 掲載)


どうしてお風呂に入れるの?

    • 清潔にする
    • 新陳代謝を高める
    • 血液の循環を良くする
    • 赤ちゃんのからだを観察する

お風呂に入れる準備をしよう!

  • 入浴させる人は手を洗い、エプロンをする。爪は短く切る。
  • お湯の温度は夏は38℃〜39℃、冬40℃くらい。肘を入れて熱くない程度に!
  • お湯の量はベビーバスの2/3くらいが適当。
  • 室温は20℃前後が最適です。日当りの良い部屋で冬はすきま風に注意。
  • 入浴させる時間は季節、入れる人の都合、赤ちゃんの様子などにより決めましょう。赤ちゃんにも1日のサイクルがあるので、だいたいの時間を決めておきましょう。また、夜遅くの入浴は就寝時間が遅くなり、生活リズムが乱れるので避けましょう。

赤ちゃんのおふろに必要なもの!

  • ベビーバス(生後一ヶ月くらいはベビーバスを使いましょう)
  • 湯温計(温度はお湯を入れ替える度に計ること)
  • 柔らかいガーゼ(赤ちゃんを洗うのに使います)
  • 着替え一式(咳に下着上着の曽田を通してセットしておくと着替えが楽です)
  • バスタオル
  • 沐浴布またはタオル(赤ちゃんを安心させるため体に掛けてあげます)
  • 石けん
  • 綿棒

こんな時のおふろはNG!

  症状 程度
NG せき ひどく出る。せきのため吐く。
OK せき 朝晩出るが日中は出ない。熱もなく機嫌もいい。
OK 鼻水 熱もなく元気もいい。
NG 嘔吐 ガバッと何回も吐く。
OK 嘔吐 ダラダラと吐く。元気はいい。
OK 下痢 食欲もあり元気。
NG 期限 悪く、原因がわからない。
NG 37.5℃以上ある。
OK くしゃみ 熱などの症状はない。
NG 発疹 発疹

さあ、お風呂に入れてみましょう!

1. 沐浴布またはタオルを赤ちゃんのからだに掛け、ゆっくりとお湯に入れます。

2. お湯をしみこませたガーゼで目、顔をやさしく拭きます。二度拭きはしません。

3. 石けんを泡立て、手で赤ちゃんの頭とからだを優しく洗います。お湯をしみこませたガーゼで丁寧にすすぎます。耳の後ろ、首、脇、ひじ、ひざ裏、手のひら、指の間は汚れがたまりやすいので念入りに。

4. 一度お湯を替え、綺麗なお湯で頭とからだをすすぎます。

5. バスタオルの上に寝かせ、柔らかいタオルでそっと押すように水分を充分拭き取ります。この時、赤ちゃん用保湿剤を塗ると良いでしょう。

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 赤ちゃんのおすすめスキンケアについて!

赤ちゃんのスキンケア、どれを選べば良いか迷ったことは?
毎日のことだから、正しい知識をもってきちんとケアしましょう。

☆ 赤ちゃん用を選ぶ

赤ちゃんの肌と大人の肌は別物です。敏感肌用でも大人向けは赤ちゃんには適しません。赤ちゃん用のスキンケアを使いましょう。

☆ 保湿剤のタイプを選ぶ

つるつるすべすべに見える赤ちゃんですが、実はとても乾燥肌!だからこそ保湿はとっても大切。保湿剤にも、しっとりクリームやさらさらローションなど色々なタイプがあります。季節や赤ちゃんのはだの状態に合わせて臨機応変に選び、年間を通して保湿をすることが大切です。

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