こんにちは! 編集スタッフのヤエです。 11/9に横浜で開催された「NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会」と、 「NPO法人 日本小児肝臓研究所」主催の市民公開講座に行きました! テーマは ”ママ&パパが知っておきたい 守れる子どもの感染症〜最新のワクチン事情〜”   子を持つ親としてはとても気になるテーマですね! 当日は赤ちゃん連れも多く、バルーンアートのボランティアさんが来たりと、ちょっとしたお楽しみも☆ vpd01   vpd02 司会を務められたPlus Action for Childrenの高畑さんは、息子さんが小さい頃Hib髄膜炎にかかり生死を彷徨った経験が。幸い完治したものの、あとからワクチンで予防できると知ったときは「もっと早く知っていれば」と大きな衝撃を受けたそうです。   vpd03 まずは、神奈川県川崎市健康安全研究所・所長の岡部先生のお話。予防接種を打つことのメリットを色々なデータをもとに客観的に説明してくださいました。   東日本大震災で負傷した方のうち、破傷風になったのは、不幸にも破傷風ワクチン接種の世代ではなかった高齢者ばかり。ワクチン接種を受けているこどもたち、子どもの時にワクチンを受けていた大人たちでの発症はなかったそうです。 vpd-fig1
 出典:国立感染症研究所感染症情報センター「感染症発生動向調査における震災に関連した届出症例」
  また、Hibについてもロタについても、ワクチン導入後はかかる子どもたちが激減していて、Hibに至ってはなんと98%の減少率!! ワクチンの効果ってすごい・・・!!   vpd-fig2
出典:国立感染症研究所「検査部門データからみたインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンの導入効果」
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出典:国立感染症研究所「ロタウイルスワクチンの導入とその影響の評価」
  今年の10月に定期化された水痘ワクチン。すでに1996年から定期化されているアメリカでは、導入後しだいに患者数は減り、2回接種を実施している現在では、水ぼうそうはアメリカ国内で消えつつある病気になっているそうです。日本でも、いずれこういった経過を辿ることを期待しています!   vpd04続いては「B型肝炎」「おたふくかぜ」「ロタウイルス」の3種のワクチン費用を全額市が助成しているという、千葉県いすみ市・市長の太田さんのお話です。 当初の市のワクチン費用の負担額はなんと1億円! 議会では「子ども」か「道路」かで揉めに揉め・・・。しかし、太田市長の「子は宝、子は平等! 」という想いに最後は皆が賛同し全額助成が実現したそう! B型肝炎ワクチンについては、今年に入り接種率97%という大きな成果を上げています。     vpd-fig4   私、小1と2才の息子がいるのですが、まわりのママ友さんでB型肝炎ワクチンを受けたよって話、あまり聞いたことがなかったので、かなりビックリ! しかも、いすみ市以外でもB型肝炎ワクチンの助成をしている自治体は少ないながらもゼロではないらしいのです! これって私が知らないだけで、ホントは受けるべきワクチンだったのでは?とちょっとした焦りを感じました・・・!!   vpd05B型肝炎については、済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科・顧問の藤澤先生が詳しくお話してくださいました。 そもそもB型肝炎ってなに?というところから。よく耳にするアルコール性肝炎や脂肪性肝炎の他にも、ウイルスが原因となる「ウイルス性肝炎」という病気があり、その中でもB型肝炎ウイルスによるB型肝炎が今、問題となっているそうです。   なぜ問題になっているかというと、子ども、特に3才未満の小さな子が感染すると持続感染になりやすいため! 同じ感染症でも風邪のように「かかって治ってはい終わり! 」では済まされない、生涯にわたる病気。しかも感染してもその時は症状が出ないまま、大人になって気がついたら慢性肝炎や肝硬変、肝臓がんを発症するケースも。   母子感染の他、汗や涙、唾液でも感染するので、特に保育園に通う子は必ず打つべきワクチンのひとつなのだそう! (大変! ウチの子打ってない!!) アトピー性皮膚炎など皮膚の状態が悪い場合は、より感染のリスクは高くなるそうです。B型肝炎ワクチンの費用を助成している自治体は、首都圏では渋谷区、豊島区、千葉県いすみ市、埼玉県入間郡毛呂山町、茨城県守谷市の5つのみ。かなり怖い病気だけどワクチンで防げるのなら、子ども達みんなが平等に打てるよう、1日も早く定期化になって欲しい!! vpd06最後はB型肝炎に感染した当事者である石川さんのお話。同じ母として聞いていて、本当に胸が苦しくなりました。 石川さんは18才のときに救急病院で自分がB型肝炎のキャリアだと知ります。過去の予防接種で注射器を使い回したことによる感染です。(※昭和63年以降、注射器の使い回しは禁止されています) 救急病院では「発症はしていないから気にしなくてよい」と言われ、結婚するまで放置していたところ発症。その後、産まれたお子さんへの感染は防ぐことができましたが、発症により仕事を辞めることになりました。B型肝炎のキャリアというだけで、住宅ローンを借りることも困難、出産前後の入院中に「使用禁止」のトイレを使わされたりと、あげればキリがないほどの偏見や差別を受けたそう。   vpd07◀「B型肝炎ウイルスに感染するということは、人生の選択肢が減ってしまうということ。B型肝炎は根絶できる病気です。ワクチンを皆が受けることで子ども達は守られ、私達患者も不当なつらい思いをすることなく、社会の一員として生きていくことができます。」   もし健康な子がワクチンを打ってくれれば感染の心配もなくなり、キャリアの子は安心してその子とお友達になることができるのです。自分の子どものためだけでなく、患者さんのためにも大きな意味のあるワクチン。どうかどうか、より多くのママがこのことに気づいてくれますように・・・ そして、子ども達がワクチンの恩恵を受けられますように・・・   ちょうど近々子ども達のインフルエンザの予防接種に行く予定だったので、B型肝炎についても先生に相談してこようと思います!! 私自身、いろいろとワクチンについての意識が変わった、大変貴重な市民公開講座でした!
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