【1人で悩まないで!】

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児童精神科・小児科専門医・小林由佳先生の        発達相談座談会×親子カフェ               @子どもコワーキングbabyCo 開催レポート

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「おしゃべりするのが遅い」「落ち着きがない」「お友達と上手く遊べていない」「かんしゃくを起こしやすい」などなど、お子さんの発達について悩んでいるお母さん方も多いのでは?

とはいえ病院で診てもらおうとなると何を話したらいいかわからない、こんなこと聞いちゃってもいいのかな……?など、心配事はつきませんよね。医療フリーペーパー「ゲンキのモト」と杉並区の子どもコワーキング「babyCo」では、そんな皆さんのために相談会を開催しました。

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「もっと早く来てくれれば……」をなくしたい

 

この相談会の担当医は、子どもの発達に詳しい児童精神科医・小林由佳先生。先生は、これまで発達障害の子どもたちとかかわってくる中で、「もっと早く私のところに来てくれれば……」と感じるケースも多かったとか。そこで、病院にかかる一歩手前に相談できる場所を設け、もっと気軽に、できるだけ早く子どもたちの問題をあぶり出し、適切な対応をできるようにしてあげたい──それがこの相談会の趣旨です。「ゲンキのモト」のみかこ編集長もアドバイザーとして参加、自らも障害を持つ子どもを育てる現役ママとしての経験を生かしたアドバイスを行いました。

 

2時間の相談会の間、子どもたちは経験豊かな保育士の先生がたが見守ります。目の届くところにいるのでイザというときはママが手を差し伸べることもできるので、ママたちも安心。先生もママたちのお話をお聞きしながら子どもたちの遊びの様子を観察することができ、より具体的なお答えやアドバイスにつなげることができます。

 

相談時間はたっぷり2時間!

保育つきなので安心してお話しできます☆

 

この日の3組の親子が集まり、座談会スタイルでそれぞれのお悩みを話してくれました。 

座談会スタイルなので、お茶会のようなリラックスしたムードでお話しできます。

 

1歳10カ月の男の子について、落ち着きがなく、人に対する興味が薄いと感じているAさん。

1歳4カ月の次男の発達について専門医の受診を勧められているがどこに行ったらいいかわからないとお悩みのBさん。

そして、子どもを日本語・中国語・台湾語のトリリンガルに育てたいが言葉が遅いような気がするという台湾人のCさん。

──同じ発達についてのお悩みといっても、その内容はさまざま。

 

先生は皆さんのお悩みを聞きながら、実態をより正確に把握するための質問を投げかけ、適切なアドバイスをしてくれます。さらに、実体験に基づいた療育機関選びのアドバイスや、お母さんたちがこれから抱えるかもしれないお悩みをカバーするような質問をするなど、みかこ編集長も座談会を盛り上げます。ただのQ&Aに終わらず、集まったママたちにとっても有用な情報がいっぱいの相談会となりました。

 

ターニングポイントは2歳

その子にあったかかわりで伸ばしてあげよう

 

先生によると、発達障害の傾向は2歳くらいでわかってくるそう。小児科の病院では傾向の有無まではわかっても、必ずしも先生が発達に詳しいとは限らず、経過観察になることが多いのだとか。発達に関して不安がある場合は、早めに児童精神科の扉を叩くこと。そして、その子に合ったかかわりを作っていけるかがカギになります。

症状にもよりますが、発達障害のケアは病院や専門施設に行かないとできないものだけではなく、普段の生活のかかわりの中でできるものもたくさんあります。施設や病院任せにするのではなく、家庭でもその子にあったかかわり方を模索・実践していくことが大切だそう。

 

 

 

発達障害のケアはお母さんの意識が大切

まずは相談会で一歩を踏み出して

 

「発達障害じゃないのにケアをしたら無駄になってしまうのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、「傾向がある子どものためのケアを、何もない子どもたちにしても、マイナスになることはありません」と、先生。その子の得意なことを見つけ、伸ばしてあげて」と先生。

そして、それは病院でなくてもできるということを、一番濃いかかわりを持つお母さん方が理解することが大切だそう。

 

とはいえ、先生によると子どもの発達について相談しにくるお母さんの中には、自らの心が疲れてしまっているように感じられる人もいのだとか。病院は敷居が高くて……というママたちにも、自分や子どもの現状を先生に相談したり、同じようなことで悩むママたちと出会ったりして、現状から一歩踏み出すきっかけになるのでは?と感じられた2時間でした。

 

「ゲンキのモト」とbabyCoではこれからもこういった相談会で医療者とママたちをつなぐお手伝いをしていきます。すでに発達に関する相談会の第二弾も決定しています。ちょっと気になる……とことのある方はぜひご参加ください。

 

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小林先生による発達障害相談会の第二弾が決定しました! 次回のテーマは「大人の発達障害」。「もしかして、自分は人と違うんじゃないかな?」とちょっと最近「生きにくさ」を感じているあなた。パートナーとのあまりの価値観の違いに「なんか変だぞ……?」と感じているあなた。でも、いきなり精神科や心療内科の扉を叩くのはハードルが高いですよね。まずはこのイベントで小林先生に相談してみては?

※イベントは杉並区民でなくても参加可能です。

 

【最近話題の「大人の発達障害」について、聞いてみたいこと、ありませんか?】

児童精神科専門医の発達相談座談会×親子カフェ

日時:2017年7月6日(木曜日)10:00~12:00

料金:親子1組(大人1人・未就学児1人)500円/時間(杉並子育て応援券が使用出来ます)

場所:子どもコワーキング 

〒167-0043 東京都杉並区上荻1丁目24−10

お申し込みは子どもコワーキングbabyCo HPの「イベント情報 」よりお申し込みください。 http://babyco.suginami-kodomo.net/

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【担当医プロフィール】

メディカル スイッチインクリニック 院長 小林由佳先生

 http://www.medicalswitch.com/sp/index.html

精神保健指定医/日本医師会認定産業医/日本精神神経学会専門医/日本小児精神神経学会認定医/臨床発達心理士

愛知医科大学医学部、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科、名古屋大学大学院医学系研究科を卒業。国立精神神経センター精神科、成育医療センター総合診療部、こころの診療部、愛知県心身障害者コロニー中央病院児童精神科を経て、メディカルクリニックを開業。現在は病院での勤務の他、東京都立小中学校の校医、都立学校における専門医派遣事業で高等学校での相談・指導や、東京都特別支援教室巡回心理士として小学校での巡回相談を行っている。

 

い【アドバイザー・プロフィール】

伊藤みかこ

医療フリーペーパー「ゲンキのモト」編集室長

切迫早産で664gで誕生した次男の誕生を機会に、かかりつけ医の大切さを感じ開業医を紹介する医療情報フリーペーパー「・ゲンキのモト」を立ち上げる。早期の療育の大切さを伝えるため、発達障がいをはじめ、障がい児を持つ母の気持ちに寄り添うための活動も展開中。14歳、10歳、0歳の男の子を育てる3児の母。

 

 

あ子どもコワーキング 

待機児童問題をきっかけとしてコワーキングスペース&子育てサロン。「子どもも仕事も楽しもう!」をキャッチフレーズに、行政の手が届きにくいフリーランスや休職中の保護者たちのサポートを行っている。保育園の入園相談、キャリアカウンセリングの他、子育て世代のための交流イベントなども積極的に行っている。http://babyco.suginami-kodomo.net/

 

 

 

 

 

 

 

 

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