口腔は消化器官の入口!歯科医が教える食育Q&A

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お話をうかがったのは

【清水百合先生】六本木しみず歯科/B-ホワイトサロン院長、日本健康医療学会常任幹事、食育委員会委員長、日本元気キレイ医歯学研究所代表、健康医療認定医     

著書「アンチエイジング歯科医の積極的治癒食」、月刊「小児歯科臨床」、月刊「矯正臨床ジャーナル」連載、TV朝日「中居正広のミになる図書館」出演

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  「歯が痛いから、壊れたから、食べられなくなって歯医者へ行く」これはマイナス行動から「食べること」に繋がっています。「歯を白くして美しくなりたい」はプラス思考からの行動。「ダイエットして、美しくなって、健康的な自分になりたい」から繋がる「食べること」も同じようにお口の話です。美味しく食べられるために必要な場はカフェだけではありません。「食べること」をきちんと考えてくれる歯科医院っていいですね!

お口を管理することは歯科分野の仕事です。口腔は消化器官の入口、噛むことを指導し、消化吸収をよくさせ、健康な身体を作っていきます。何をどんな風にどれ位食べたらいいかを考えるとき、口腔の健康状態と食の栄養価や形状などが関係しています。 痛みをとったり、壊れた部分を治すと同時に、個人に合った食指導により歯科疾患の治癒促進にも予防を含めた全身管理にも、ダイエットにも美肌にもなり得ます。

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  yasai01Q1:子どもが野菜をあまり食べてくれません。なにか良い方法はありますか?

A1:お子さまの年齢にもよりますが、苦手な野菜を細かく刻んだりすり下ろして、形を見せずに調理したものの中に取り入れてみるのはいかがでしょう?

また例えばピーマンのような匂いや癖のある野菜は少量からにします。同じ野菜でも種類がある場合は甘味のあるものなど 子どもが食べやすいものから食べさせていくと、苦手でなくなります。緑色のピーマンの代わりに赤いパプリカから。慣れてきたらオレンジ色や黄色のパプリ カ、その後ピーマンに挑戦!もし形や色が見えている料理の場合は「可愛いね。キレイだね」と野菜を褒め、食べれたときにはお子さまにも「すごいね。お利口 さんね」と褒めてあげます。年齢も少しずつ重ね、接して慣れていくうちに苦手な味覚に対しての許容範囲も広がっていきます。

 
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dietmamaQ2:夏に向けて痩せたいのに、つい食べてしまいます。なにか良いダイエット方法はありますか?

A2:痩せるための食事の方法にはいろいろな方法が考えられます。

一つは食べる量(摂取量)を少なくする方法で、カロリー計算からの考え方です。もう一つはカロリーではなく、糖質量を考える方法です。簡単にいうと私たち日本人が好きなお米のご飯やパン、パスタ類、芋類などの炭水化物や甘いお菓子など の量を加減、1回の食事の際の糖質量を減らします。糖質は生きていく上で大切なエネルギー源ですので無しにしてはいけませんが、コントロールすることで痩せるだけでなく、美肌になったり生活習慣病を予防や改善することも可能となります。口腔でいえば歯周病の予防や改善にもなりますが、歯周病の悪化と糖尿病や認知症の悪化度合いや妊娠に非常に深い関係がありますので、結果的に全身の健康管理へとつながります。

1回の食事量を少なくおさえれば、毎食糖質を摂取しても太りにくくなりますので、ダイエットしたい程度と糖質量を考えた食事の回数などを合わせて行っていくと素敵な結果が出るかと思います。代謝アップや脂肪燃焼しやすい身体つくりをしていきましょう。しっかり噛むことも痩せるために必要です。詳しくは具体的なレシピをご覧になったり、メディカル料理教室などで体験ください。

清水先生のレシピブログはこちらから

⓵太らない料理教室「ラーメン」

米 炭水化物=糖質+食物繊維

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saladaQ3:よく「サラダを一番はじめに食べて痩せる」と聞きますが、どうしてですか?

A3:サラダを先に食べるという意味は、ご飯などの主食である炭水化物を後にし、その前に野菜を食べるという意味合いがあります。これはQ2でお伝えした糖質の話と関係があります。

Q2では糖質自体の量の調整の話をしましたが、ここでの野菜を先に食べるということは、空腹にいきなり糖質を摂取せず野菜を先にすることで緩やかな糖質摂取になるということ。食事により血糖値は上がりますが、これは糖質摂取によるので、糖質の少ない野菜を先に食べることで血糖値を緩やかに上昇させることになります。ここでの野菜は芋類などではなく葉っぱなどのことをいいます。

「血糖値コントロール」

血糖値の上昇が緩やかだとなぜいいのでしょう?血糖値が上がると体内で膵臓からインスリン分泌され血糖値を下げようとしますが、食べ物を食べる毎に正常範囲内でも範囲外でも、その状況が起こり繰り返されます。上昇と下降が急なほど、太りやすくなりますので、野菜を先に食べて緩やかな動きにすることで痩せやすい体質にしていきます。ドレッシングにも気をつかわないといけませんね。また、医師により判断基準の考え方が異なる場合もあり「正常」と言われる血糖値は食前食後に関係なくほぼ横ばいに一定化しているべきと唱えられる医師もいらっしゃいます。

(食事ごとの血糖値図)

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【食の指導・カウンセリングを行っている歯科医院】

Dr.清水百合の西洋医学と東洋医学の両者から、まとめ上げた知識や調理レシピ(歯科治癒食)や、基礎的な栄養学からの話をご案内し、患者様の全身とお口の、身体と心の健康美容を手助けしています。

歯科医院には「アンチエイジング食育アドバイザー」が常駐したりし、噛むことだけでなく、さまざまな症状、疾患に対してお話ししたり、治療中や痛みがある場合に困る食べることへのQ&A、お悩みにお答えします。「今日は何を食べたらいいのかな?」と治療後に悩む場合も、歯科医院の先生やスタッフさんが具体的なメニュー、レシピも提案してくれます。美味しく楽しく食べて、ゲンキやキレイになりたいですよね!

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ラビット・エンジェル https://www.rabbit17.com/

執筆者:清水百合 Dental Medical Cooking Academy

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